古い土地から生まれた新しいワイン。
歴史に深く根づいたワイン。
モルドバの南東部(ステファン・ヴォダ地方)のドニエストル川の南西に位置したハムザ・ヴァレーに8%の傾斜に広がる17.5ヘクタールの葡萄畑は黒海に流れ込むドニエストル川の影響を受けて、灼熱の太陽、強風、霜から葡萄を守り、葡萄の実を均質に熟成させて、19世紀から葡萄栽培が行われています。その土壌は石と粘土で形成されて、葡萄の根は複雑な迷路のように地中深く根ざし、大地のエネルギーとミネラルを吸収して、深い味わいのワインを造る原料となります。2016年から土着品種を中心に自作のモルドバ産のオーク樽で熟成されるワインは、生産本数が限られていますが、格別な味わいでモルドバ国内で評判になるほどです。古き良き葡萄栽培の地で兄弟で新たにワイナリーが登場しました。
Pripaワイナリーは兄弟で経営している小規模のワイナリーです。ブドウ畑は、ハムザ・ヴァレーにあるドニエストルの南西の丘に位置しており、面積は17.5 haです。この地域は、PGI シュテファン・ヴォダにあり、19世紀以来この地域で生育してきたブドウ品種のフェテャスカ・ニャグラとララ・ニャグラが栽培されています。そして現在はメルロー、サペラヴィ、フェテャスカ・アルバ、フェテャスカ・レガーラなどの品種も栽培されています。
この葡萄畑の丘のすぐ後ろにあるドニエストル川は、ラグーンを通って黒海に流れ込みます。
この土地の空気と地形が、温暖な気候をもたらしています。ぶどう畑には8%の傾斜があるので、灼熱の太陽、強風、また霜からもぶどうを守ります。ぶどうは全て均一に熟して、この温和な土地を象徴しています。また、この土壌の石と粘土が、ぶどうの根に特別な道を作り、葡萄の実に長い間忘れられていた大地の恵みを与えてくれます。このワイナリーのワインは自社栽培のブドウのみから造られています。貴重なモルドバ産のオーク樽で熟成され、3世代に渡るウルム村出身の樽職人である3兄弟によって造られています。2016年の収穫から生産され、限定版シリーズとしてボトリングされています。